macOS アプリ · 開発版

見ている画面に、声でメモを貼る。

⌥Space を押して、ひと言話して、離すだけ。いま開いているウインドウのスクショ、アプリ名、URL、あなたの一言が 1 件の記録になって Mac に残ります。

あとから Inbox で探して、手直しして、Claude Code や自作エージェントに渡せます。

実際のアプリ画面を見る Apple Silicon Mac・macOS 15 以降
Context Inbox の実画面。記録を日付順に並べ、検索欄と todo・research・code などの絞り込みを表示
実アプリの Inbox。画像を開くと原寸で確認できます。

以下は 2026-10-15 時点のアプリ本体から出力した UI 画像です。表示する記録・添付画面・トークンは紹介用のサンプルです。

1 回押すと、これだけ残ります

入力時に分類も期限も聞きません。何を見て何を思ったのかが、画面・URL・注釈をまとめた 1 件の記録として残ります。

  1. 押す前面ウインドウとアプリ情報を取り、マイクの録音を始めます。
  2. 話す思ったことを、その場でひと言。固有名詞は設定の辞書で補えます。
  3. 離す文字起こしを保存して通知。5 秒以内なら取り消せます。分類・秘密情報の確認・検索索引は保存後に進みます。
実アプリの詳細画面。添付画面、アプリ、ウインドウ、URL、撮影時刻、編集できる注釈、意図、エージェントのメモを表示

画面も、一言も、あとから読める

「画像トークン数を減らしたときの精度の比較。あとで詳しく調べる」

元の URL とウインドウ名が残るので、考えた場所へ戻れます。文字起こしと意図ラベルは詳細画面で修正でき、エージェントが追記した調査メモも同じ記録で読めます。

Markdown でのコピー、完了、削除も詳細画面から操作できます。

実アプリの設定画面。録音キー、スクショ除外アプリ、固有名詞辞書、音声とスクショの保持期間、画像トークン数を表示

使う言葉と、残す範囲を自分で決める

録音のキー、固有名詞の辞書、スクショを撮らないアプリ、音声とスクショの保持期間を設定できます。

検索の画像トークン数を変更すると索引を再構築します。再構築中も旧索引を保持し、準備ができた世代へ切り替えます。

連続して記録するときは保存を優先します。分類や索引の更新は録音が落ち着いてから進むため、直後は「推定中」や検索準備中になる場合があります。

判断と実行は、エージェントに

記録をローカルの MCP サーバーで公開します。Claude Code や Hermes から一覧・検索・詳細を読み、調査や実装につなげられます。

> code の記録を確認して、修正案を出して

list_inbox({"intent":"code","limit":10})
  → 未処理の記録と、注釈・URL・意図を取得

get_capture({"id":"記録のID","include_image":true})
  → 詳細と、秘密情報のチェックが済んだ画像を取得

add_note({"id":"記録のID","text":"原因と修正案…"})
  → 調査した内容を、元の記録に追記
list_inbox
未処理の記録を意図や期間で絞って一覧
search_captures
自然文で検索(画面の見た目も対象)
get_capture
1 件の詳細と、受け渡し可能な画像を取得
add_note
調べた結果やリンクを記録に追記
mark_done / archive
記録を完了・アーカイブにする

上記は呼び出し方の例です。エージェントからの削除ツールはありません。MCP の接続手順

記録の処理は、この Mac で

文字起こし、意図の推定、検索、秘密情報のチェックはローカルで動きます。MCP でエージェントに渡した内容の送信先は、そのエージェントの設定に従います。

実アプリの要確認画面。サンプルの GitHub トークンを赤枠で示し、確認済みとマスク画像の選択ボタンを表示
「要確認」の詳細画面。表示中のトークンはダミーです。

画像を渡す前に確認できる

スクショを Mac 上で読み取り、API キーやトークンなどのパターンを見つけると「要確認」を付けます。検出箇所を確認して元画像の共有を許可するか、マスクした画像を使うかを選べます。

チェック中・要確認の画像は MCP に渡しません。文字の検出には限界があるため、共有前に内容を確認してください。注釈や URL などのテキストは、画像とは別に MCP に返ります。

1Password などの指定アプリでは、スクショ自体を撮らずに注釈とアプリ名を残します。

使う権限と理由
権限何に使うか許可しないと
マイクキーを押している間のマイク入力を録音音声を録音できません
画面収録前面ウインドウを 1 枚撮影スクショなしで保存します
アクセシビリティ録音キーとウインドウタイトルの取得録音キーの登録が制限される場合があります。タイトルは取れません
オートメーション対応ブラウザの URL 取得URL なしで保存します

Apple Silicon で、実装と検証を進めています

M3・24GB での結果です。録音から保存、検索、意図の推定を実装しました。実マイクで20件の連続記録を確認し、MVP の受け入れを完了しました。精度や各 Mac 構成での検証は継続しています。

役割現在の実装検証結果・状態
文字起こし・保存Whisper large-v3-turbo
CPU + Neural Engine を利用する構成
保存の P90 は 1.67〜1.74 秒(3 回の連続記録比較)。30 音声で文字誤り率 7.72%
意図の推定LiquidAI d1-3B
MLX・保存後に非同期処理
確信度60%以上でラベルを採用。手直しに対応し、多様な実メモでの精度評価を継続
検索EmbeddingGemma 2・Core ML
注釈とスクショの索引
テキストのみの日本語評価で Recall@3 は 95.6%。索引の世代管理・再構築と品質の回帰評価を追加
秘密情報のチェックApple Vision OCR とパターン検出検出箇所の確認・画像マスク・MCP への画像受け渡し制御を実装

保存速度はモデルの準備・初回推論を除いた合成音声の再生試験で、実マイク・キー操作・通知描画の測定ではありません。検索は合成 48 記録・正解あり 80 クエリの評価用データで、画像検索を含まない値です。話し方、画面、負荷によって結果は変わります。

保存速度の検証 · 日本語検索の評価 · 開発状況と残る確認項目

よくある質問

どの Mac で使えますか?

Apple Silicon と macOS 15 以降が対象です。開発・実測には M3・24GB を使っています。メモリ 16GB を推奨する設計ですが、M1・16GB を含む各構成での受け入れ確認はこれからです。

音声やスクショはどこかに送信されますか?

アプリの文字起こし・分類・検索では外部に送信しません。モデルの初回取得には通信が必要です。MCP を通してエージェントに読ませた記録は、そのエージェントが利用するサービスへ送られる場合があります。

ディスクはどれくらい使いますか?

変換後のモデルは合計約 5.3GB。初回は約 8GB の取得と変換があるため、一時的に約 13GB の空きが必要です。記録の容量は画面や音声の長さで変わります。スクショは HEIC(利用できない場合は PNG)、音声は既定で 7 日後に削除し、文字起こしは残します。

オンライン会議の最中にも使えますか?

マイク入力を記録するため、会議アプリをミュートにしたまま使うことを想定しています。Context Capture は会議アプリのシステム音声を取り込みませんが、スピーカーの声や周囲の音がマイクに入れば一緒に録音されます。会議アプリごとの同時利用は実機で確認を進めています。

URL はどのブラウザで取れますか?

Safari、Google Chrome、Arc、Microsoft Edge 向けの取得処理があります。オートメーションの許可が必要です。URL を取得できなくても、ほかの情報と注釈で記録を残します。

日本語の聞き間違いや、意図の誤りは直せますか?

詳細画面で注釈を書き直し、意図ラベルを付け替えられます。設定の固有名詞辞書で、製品名や社内用語も補えます。推定した意図の確信度が60%未満の記録は「未分類」になります。手動で選んだ意図は自動推定で上書きしません。

記録がすぐ検索に出てこないことはありますか?

あります。保存の後に秘密情報のチェック、意図の推定、索引の更新を進めるため、連続して録音すると整理が後回しになります。モデル準備中や索引再構築中も検索状態を表示し、必要に応じて文字の一致で探せます。

Claude Code や Hermes とはどうつなぎますか?

付属のローカル MCP サーバーをエージェントの設定に登録します。一覧、検索、詳細、追記、完了、アーカイブの 6 ツールがあります。接続方法は MCP の手順に記載しています。

オフラインでも使えますか?

モデルの取得・変換・初回最適化が済めば、アプリの録音から検索までローカルで動きます。接続先のエージェントがオフラインで使えるかは、その構成によります。

今すぐダウンロードできますか?

現在はソースとビルド手順を公開する開発段階です。一般向けに署名・公証した配布版はまだ用意していません。配布状況は GitHub の Releases で案内します。

開発状況を GitHub で

ソースコード、ビルド手順、調査レポートを公開しています。実利用での動作確認と改善を進め、配布に向けて準備しています。